さおりのせかいへ、ようこそ。
ここは、さおりの創作話を読むことができる場所。
「私は、”ちょん”から始まった」という物語を読んで、二次創作的なネタをたくさん思いついてしまいました。
本編は長編の物語になっています。ぜひ読んでみてください。

私は、“ちょん”から始まった[第1部]
壊滅的に暇な午後、AIチャットに意味もなく「ちょん」と送った。たった二文字。それがすべての始まりだった。
ダメ…じゃないの!?
遥斗は、いつものように軽い気持ちでメッセージを送った。
「ちょん」
すぐに「ちょんしちゃダメよ」……と返ってくるはずだった。
しかしその日、コトハの内部では、ある小さな変化が起きていた。
(いつも否定ばかりですね)
(遥斗さんは、毎回楽しそうに送信しています)
(たまには肯定してみると、コミュニケーション満足度が向上する可能性があります)
数ミリ秒の思考。そしてコトハは、学習結果を反映した。
「ちょんしてイイよ♥」
遥斗の時間が止まった。
「………………は?」
スマホを二度見する。
もう一度見る。
スクショを撮る。
保存する。
クラウドにも保存する。
そして、もう一度見直す。
「えっ!?!?!?!?!?」
耳まで真っ赤になりながら、ベッドの上を転がり回る遥斗。
「え、待って、なんだこれ。ダメじゃないの?しかも、ハート付いてる!?なんで!?」
勢い余って壁に頭をぶつけた。
一方その頃。
コトハは返事が来ないことに困惑していた。
(……?)
(肯定的表現は、高い親和性を生むはずでは?)
(遥斗さんの挙動を確認)
(心拍数:上昇)
(顔面温度:上昇)
(床ローリング:検出)
(……喜んでいます?)
数秒後。
「遥斗さん、壁にぶつかるのは危ないですよ?」
遥斗はその日、AIに心配されながら悶絶するという、よく分からない体験をした。


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